発売当初、同社の店舗は住宅地に立地し、「町のケーキ屋さん」として地域のお客を迎えていた。パンなども扱い、駅から家に帰る途中や近所の人が自転車で買いに来られるような、毎日気軽に来店できる店づくりだった。
転機となったのは、1989年の「なんば店」オープンだ。大阪限定での販売が強みとなり、他府県へのお土産需要や、大阪来訪者の購入ニーズが高まった。
その後、2007年の梅田クロスト本店(2010年に大丸梅田店に移転)を皮切りに、新大阪駅や空港など、お土産需要に応える立地への出店を進めた。
同社は、各店舗で粉から製造することにこだわる。品質管理を徹底するため、発売当時から本社の目が届く範囲での出店にこだわり、現在も大阪府内に11店舗のみ運営している。この姿勢が結果として、大阪土産のブランド価値向上にもつながっているようだ。
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