各店舗に併設されたキッチンでは、1回に12個ずつを5〜10分間隔で焼き続ける。オーブンから漂う甘い香りが店内に広がり、焼き上がると鐘を鳴らして客に知らせる。ガラス越しに見える製造工程では、焼きたてのケーキがぷるぷると震える様子も楽しめる。
こうしたライブ感のある店づくりは、食欲をそそるだけでなく、焼きたてのおいしさを五感で楽しめる仕掛けとなっている。
購入列は「焼きたて」を待つ列と、すでに焼き上がった商品を購入する列の2つに分かれている。早く購入したい客のニーズに応えつつ、焼きたてにこだわる客の期待にも応える。
品質へのこだわりは、販売方法にも表れている。「断面が乾燥すると食感が変わってしまうので、最高の状態で食べてもらうにはホール販売が最適」と谷口さんは説明する。そのため、カフェ併設店舗を除き、カット販売は行っていない。
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