賃上げブームで「希望年収が変わった」、20代の半数超 積極的な企業に好感

» 2025年02月19日 07時15分 公開
[サトウナナミITmedia]

ITmedia デジタル戦略EXPO 2025冬

photo

KDDIが経理のオペレーション改革にAIを活用し、得た成果とは。従来の業務プロセスから脱却を図る中で直面した課題、失敗と成功、今後の展望を語る。

【注目の基調講演】次なるステップへの挑戦:AIを活用したKDDIの経理オペレーション業務改革

 物価高や人手不足を背景に「賃上げ」に踏み切る企業が増えつつある。そのような中、20代のビジネスパーソンは「年収」「賃金アップ」をどのように捉えているのか。学情(東京都中央区)が調査を実施した。

photo 「年収」に関する調査(写真AC)

20代は「賃上げ企業」をどう見ている?

 賃上げに積極的な企業に「魅力を感じる」人は76.4%に上った。「どちらかと言えば魅力を感じる」とした20.3%と合わせると、96.7%が賃上げに積極的な企業は魅力的だと考えている。

 回答者からは「仕事を頑張るモチベーションにつながる」「給与が増えれば、物価高でも生活水準を落とさなくていい」「賃上げに積極的な企業は、安定した売り上げ・利益成長を図れている印象」「従業員を大切にしている企業だと感じる」といった声が寄せられた。

photo 賃上げに積極的な企業に魅力を感じるか(学情調べ)

 昨今の物価上昇や初任給の引き上げ、賃上げの動きを受けて、希望年収が「変わった」とした人は23.6%だった。「やや変わった」とした人は26.2%に上り、合わせて49.8%が昨今の情勢によって希望年収に変化があったとした。

 回答した人からは「生活必需品や食品など、身近なモノの値段が上がっている」「生活費が上がっているので、年収が上がらないと貯蓄にまわすお金が残らない」「初任給が上昇傾向なので、より高い年収を望むようになった」などの声が上がった。

photo 物価上昇や初任給の引き上げ、賃上げの動きを受けて、希望の年収が変わったか(学情調べ)

 給与が上がった際のお金の使い道については、「貯金」が最も多く66.0%。次いで「生活費」(62.9%)、「趣味」(60.0%)と続いた。

photo 給与が上がった際のお金の使い道(学情調べ)

 調査は1月19日〜2月2日にインターネットで実施。同社の運営するサイトの来訪者、20代社会人を対象とした。有効回答数は423件。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ