“推し”を訪ねて三千里 会社を辞めたその先は? タイで見つけた新しい働き方(1/6 ページ)

» 2025年02月20日 08時00分 公開
[薬袋友花里ITmedia]

 会社員を辞め、タイに移住。フリーランスで働きながら、“推し活”に1年の3分の1を費やし、ついには日本から“三千里”離れたドイツにまで遠征ーー。

 「人生で大事なのは家族と仕事、それから“推し”」と語るのは、14年間勤めた会社を辞め、タイで新たな生活を始めた古田美由紀さんだ。

“推し”が撮影してくれた古田さんの写真からも、幸せそうな様子が伝わってくる(古田さん提供)

 今や3人に1人が“推し”を持つ時代とも言われ、“推し活”という言葉を知らない人はいないほど一般的になっている。

 古田さんの人生は、“推し”をきっかけに大きく変化した。“推し”中心の生活を実現するために会社員という安定を手放し、2023年7月からバンコクで新たな生活をスタートさせたのだ。初めての独立や仕事探しへの不安を払拭できたのも、まぎれもなく“推し”のおかげだった。

  “推し”という存在は趣味の域を超え、人生を変えるほどの存在になりつつあるーー。そんな古田さんの、“推し最優先”で人生を切り開いたストーリーを紹介したい。

       1|2|3|4|5|6 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR