初めてのバンコクは想像以上に快適だった。日本のコンビニが多く、地下鉄も便利。英語も通じ、学んできたタイ語ももちろん生かせる環境。そして何より、“推し”に会える。
タイ移住への思いは最高潮に達した。ただ、正社員という安定した立場を捨てる決心がなかなかつかなかった。
初めてとなる独立、収入の保証もなく、未知の世界に飛び込むという不安。古田さんにとって、いきなりフリーランスになるのはリスクそのものだった。もちろん、日本で業種や職種を変えて転職をすることも考えた。
先のことを模索する中、古田さんの背中を押したのは、フリーランスになりたい人向けのとあるワークショップで主催者から言われた言葉だった。「独立して、『何とかなる』とは断言できない。でも、“何とかならなかった人”を見たことがない」
その言葉で、冷静になれた。「転職しても、また同じ壁にぶつかるだけ。だったら、思い切って飛び込んだ方が良い。もちろん“推し”のいるタイで!」。悩みに悩んだ末、ついに退職を決意した。
時給5000円、日本で外貨を稼ぐ 円安を逆手に取る“越境リモートワーク”のリアルCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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