この記事は、『入社1年目から好かれる人の敬語・話し方のビジネスマナー』(高田将代/SBクリエイティブ)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです。
よくある敬語の間違いは、丁寧だけれども、実は目上の人に対して使うには適さない表現です。みなさまも意外と使っているかもしれませんが、目上の人に使うと、波風が立ってしまう可能性があります。
「なるほど」という言葉が目上の人に使えないことを知り、驚いた人も多いのではないでしょうか。「なるほど」は、相手の話や言葉を聞いて、自分も同意見であることや、納得する気持ちを伝える言葉になります。いろいろな人との会話で相づちを打つときによく使うフレーズですよね。
ただ、この言葉には、相手の話を自分なりに咀嚼(そしゃく)して「評価する」というニュアンスが含まれるので、目上の人に対して使うのは避けたほうがよいのです。
「なるほどですね」という言い方もよく耳にするのですが、「なるほど」に「ですね」をつけても、敬語になるわけではありません。ですから「なるほどですね」も、目上の人にはできるだけ使わないほうが無難です。
「なるほど」と言いそうになったときは、ぜひ「おっしゃる通りです」「確かにそうですね」「ごもっともです」「私もそのように感じます」と返しましょう。相手の話を認めたうえで同意していることが伝わるため、好感が持てます。
それでもつい言ってしまった場合は「なるほど」の後に「なるほど。おっしゃる通りですね」「なるほど。ごもっともです」と言葉を続けると、印象が変わります。
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