三菱地所とIHIは2月21日、再開発を進めている豊洲二・三丁目地区の街区名を「豊洲セイルパーク(TOYOSU SAIL PARK)」に決定したと発表した。同エリアにおける最後の大規模再開発で、竣工は6月、開業は今夏を予定している。
今回の再開発では、A棟とB棟からなる2つのビルと大屋根広場、緑地空間などを整備する。特に、B棟にはオフィス、店舗に加え、インキュベーション施設やシェアするタイプの企業寮などを導入する。
インキュベーション施設とは、起業者の事業拡大や成功を支援するため、通常よりも安い賃料で事務所スペースを貸したり、事業の立ち上げに関する専門家のサポートを提供したりする施設を指す。B棟のインキュベーション施設には、企業の活動拠点となる個室やコワーキングエリア、シェアキッチン、イベントを開催する大会議室、製品展示エリアなどを整備する。
シェアするタイプの企業寮のコンセプトは「試して『ミ』になる」。総戸数は39戸で、新しい製品やサービスの実証実験を行うほか、屋上菜園や食を通じた取り組みも行う。また、インキュベーション施設で生まれた製品やサービスを、企業寮の入居者が試せる環境も整備する。
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