「就活のネクタイは何色?」青山商事の“接客AI” フレッシャーズ向けに導入したワケ(2/2 ページ)

» 2025年03月05日 12時40分 公開
[三好一葉ITmedia]
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質問の「絞り込み」に苦心

 広報担当者によると、AIに情報を学習させるにあたって、幅広いブランドやアイテム、スーツの着こなしについて「どんな質問が多いのか」を検討し、学習させる過程で苦心したという。「フレッシャーズ向け」に限定してサービスを開始した背景には、想定される質問を“絞り込む”という意図もあったようだ。

 公式LINE上では「12星座占い」を毎週更新するなど、10〜20代のターゲット層に対して「コミュニケーションが取れる工夫」もほどこしている。

photo 回答では同社が提供可能なサービスも紹介する

 今後はデータ分析に基づく商品開発など、さらなるAI活用の可能性を模索したい考えだ。広報担当者は、AIエージェントを活用したサービスについて「LINEを中心にビジネスパーソンにも広げていきたい」とコメントしている。

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