ターゲットとして、合わせて視野に入れているのが“キダルト”だ。
キダルトとは、子ども(キッズ)と大人(アダルト)を組み合わせた造語で、「子ども心」を持った大人のこと。少子化が進む中でも、カプセルトイやキャラクターグッズ、トレカといった分野は伸長し続けている。ファミリー層向けに展開してきたトイロパークにおいても大人の来店客は増えているとのこと。こうした消費傾向を踏まえて、キダルトに人気の商品も充実させる考えだ。
インバウンド(訪日外国人)の客足も多い。山幡氏は「来店客の半分強に上るのではないか」と想定しており、ハローキティといった人気キャラクターのアイテムも充実させる。
山幡氏はトイロパークについて「まずはヨーカドーで展開しつつ、単体の事業としても成り立つようにしたい」と意気込みを見せた。将来的には「ヨーカドー以外」のショッピングモールへの出店も視野に入れているという。原宿への出店により発信力を強化する「トイロ」ブランドは、同社の新たな柱となるか。
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