あわせて、おむすびや弁当、すしといった米飯商品約70品目で消費期限を延長する。ファミリーマートでは米飯商品の品質向上を図るべく、以前から全国の工場で、炊飯用機械の入れ替えや水量・火力の調整など製造工程を見直してきた。一方で、「品質の改善に伴い、消費期限をどこまで延長できるか」という点は、これまで検証できていなかったという。
今回の延長にあたっては、こうした改善をしてきた各工場の米飯商品について、半年にわたり品質を検証。その結果、米飯商品に特有の「時間が経過するとお米が硬くなってしまう」課題をクリアできると判断したことから、2時間の消費期限延長に踏み切ったという。涙目シールへの切り替えによる効果と合わせて、食品ロスのさらなる削減を図りたい考えだ。
コンビニ各社や食品メーカーでは、食品ロス・購買機会ロスを削減する目的から、消費期限や賞味期限を見直す動きが広がっている。セブン-イレブンは2024年3月から、「手巻おにぎり」5品の消費期限を平均8時間延長。ローソンは2024年7月から、同じく「手巻おにぎり」5品の消費期限を6時間延長した。農林水産省は食品事業者に対し、商品の賞味期限の延長を呼びかけており、今後も同様の動きが続くか注目される。
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