デジタル庁や日本フランチャイズチェーン協会(以下、JFA)は3月14日、コンビニのセルフレジでの年齢確認に、マイナンバーカード機能搭載のスマートフォンを用いる実証実験を実施した。コンビニ各社で人手不足が深刻化していることから、技術・運用上の課題を洗い出し、社会実装に向けた取り組みを進める方針だ。
実証実験はローソンが東京都内に保有する、実際のコンビニ店舗を模した施設で実施。既存のセルフレジではなく、パナソニック コネクト(東京都中央区)が実験用に開発したシステムを用いた。
酒・たばこなどの商品のバーコードを読み取ると、実験用のタブレット端末に年齢確認を要求する画面が表示される。表示に従ってスマホ上でマイナンバーカードを開き、タブレット端末にかざすと、スマホ上に「生年月日」データの提供を求める画面が表示される。
データの提供を承認すると、「20歳以上であること」の確認が完了し、商品を購入できる。20歳未満の場合は、該当商品を販売できないという趣旨の画面が表示される。今後、生体認証のプロセスも取り入れる予定だ。
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