2026年卒が働きたい会社は？ 男女・文理別ランキングに見る「就職ブランド」の現在地

[堀内ひろ，ITmedia]

　2026年に卒業予定の学生から、人気が高い企業はどこか――。文化放送キャリアパートナーズ（東京都港区）が調査結果を発表した。全体1位は6年連続で「伊藤忠商事」が獲得した。男子の1位も「伊藤忠商事」だった。

文化放送キャリアパートナーズの就職情報研究所は「2026入社希望者対象　就職活動[前半]　就職ブランドランキング調査」を発表（出典：写真AC）

　2位は「日本生命保険」、3位は「三菱商事」、4位は「三井物産」、5位は「ソニー」だった。商社が上位にランクインしているが、五大商社では「住友商事」も9位、「丸紅」も21位に入った。

男子の就職ブランドランキング

　女子の1位も「伊藤忠商事」。以下「全日本空輸（ANA）」「日本航空（JAL）」「大和証券グループ」「SMBC日興証券」と続いた。五大商社では「住友商事」が21位、「三菱商事」が42位、「丸紅」が47位、「三井物産」が70位となっており、男子とは傾向が異なっていた。

女子の就職ブランドランキング

文理別ランキングは

　文系の1位も「伊藤忠商事」。以下「日本生命保険」「博報堂」「第一生命保険」「大和証券グループ」と続いた。

　広告代理店の「博報堂」が3位だったが、業界トップの「電通」は83位だった。

文系の就職ブランドランキング

　理系の1位は「ソニー」。以下「明治グループ（明治・Meiji Seika ファルマ）」「伊藤忠商事」「NTTデータ」「味の素」と続いた。

　日本の製造業の中心である自動車業界では、「本田技研工業」が10位、「トヨタ自動車」が38位にランクインした。

理系の就職ブランドランキング

　2024年10月1日〜2025年3月15日に、文化放送キャリアパートナーズが運営するサイト上でのWebアンケートと、同社主催のイベントで紙・アプリによるアンケートで調査した。対象は2026年春に入社希望の「ブンナビ」会員で、有効回答数は1万9856人。