なんか違う……新入社員が会社に感じたギャップTOP10

[サトウナナミ，ITmedia]

　約45％の新入社員が入社後に「ギャップを感じている」――。そんな結果が社会人向け教育サービスを手掛けるアルー（東京都千代田区）の調査で明らかになった。新入社員はどのようなギャップや不安を抱えているのか。

新入社員はどのようなギャップや不安を抱えているのか。写真はイメージ（ゲッティイメージズ）

新入社員が抱える不安TOP3

　新入社員が抱える不安は、従業員規模を問わず「仕事をうまくこなせるか」が最も多い結果となった。2位は「上司・先輩・同僚とうまくやっていけるか」が続いた。また、従業員規模1000人以上の企業では、3位は「私生活とのバランスが取れるか」となった一方、999人以下の企業では「十分な収入を得られるか」が3位にランクインした。

新入社員が抱える不安（アルー調べ）

新入社員が感じたギャップとは？

　従業員規模にかかわらず、約45％の新入社員が、入社後に「ギャップを感じている」と回答した。

入社前と入社後のギャップ（アルー調べ）

　具体的なギャップについて、従業員規模1000人以上の企業では「残業時間」が最も多く44.6％。「研修・スキルアップ・キャリアアップ体制」（40.2％）が続いた。一方で、従業員規模999人以下の企業では「研修・スキルアップ・キャリアアップ体制」が最も多く39.4％。「残業時間」（28.7％）が続いた。

感じたギャップ（アルー調べ）

　ギャップを乗り越えるために会社に期待するサポートは、「先輩社員との相談」「上司との相談」「人事との相談」が上位を占めた。

ギャップを乗り越えるために会社に期待するサポート（アルー調べ）

　新入社員が描くキャリアプランについては、従業員規模1000人以上の企業では、「現在の会社で働き続ける」と回答した人が最も多く60.0％に上った。従業員規模999人以下の企業でも同様の回答が最多となったが、回答率は44.9％にとどまり、大企業と比べて10ポイント以上低い結果となった。

今後のキャリアプラン（アルー調べ）

　調査は2025年4月新卒入社社員を対象とした。データ収集期間は4月15〜17日。回答数は412件。従業員規模1000人以上 49.8％、同999人以下 50.2％。