企業でも同様だ。OFF-JTと称される体系的な教育がなく、「とりあえずやってみなさい」という指示だけでは、いつまでたっても成果が出ない。
例えば企画書や提案書の作成において、どんな順序で、どんな内容を盛り込むべきかといった具体的なノウハウが伝えられないまま実践させると、提出された書類は「なんとなく違う」とか「誰に教えてもらったのか」という批評を受けるだけ。
最近こんな光景を目にした。
入社したばかりの若手社員が、初めて企画書を作成することになった。しかし上司は「どんな企画書を書いたらいいか、自分で考えてみて」と言うだけで、具体的な書き方や構成を教えなかった。案の定、出てきた企画書は散々なできばえ。上司は「こんなのダメだ」と一蹴し、若手社員は落胆するばかりだった。
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「自責思考を持て」という“無敵論法”の危うさ 素直な若手ほど潰れるワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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