「お客さまの日常にHappiness(幸せ)をお届けする」をミッションに掲げ、2015年に原宿に日本1号店をオープンしたゴンチャ。その後、関東を中心に全国195店舗まで拡大している。顧客の大半は10〜20代前半のZ世代女性で、学割制度を活用する人も多いという。
「ゴンチャはお茶専門店であり、主役は『お茶』です。私は、そば屋でラーメンは提供してほしくない。同じように、お茶専門店のゴンチャではコーヒーは売りません。お茶をいろんなバリエーションで楽しんでいただくことに集中しています」(角田氏)
角田氏は、国内のタピオカブームが去り、ゴンチャの売り上げが低迷した2021年に社長に就任。さまざまな改革の一環で、以前は販売していたコーヒーを廃止した。
「ゴンチャの一番の強みは、お茶をベースにした遊び心のある商品開発です。定番のストレートやミルクだけでなく、フルーツティーやフローズンティーがあったり、甘さやトッピングなどを自由にカスタマイズできたり、お茶を幅広く楽しめます」
カスタマイズの組み合わせは、1万通り以上にのぼる。お茶は5〜6種類から飲み方を選んだ後、さらに茶葉の種類やフルーツの種類を選ぶ。これだけで数十種類ある。次に甘さと氷の量を4段階から選び、最後にパール(タピオカ)、アロエ、ナタデココ、ミルクフォームのトッピングから最大3種類を追加する。期間限定商品も毎回数種類を投入するため、メニューがお茶だけでも飽きづらい。
これだけの種類があるが、人気メニューは長年変わらない。1位は「ブラックミルクティー」、2位は「烏龍 ミルクティー」だ。ブームが去った今でもタピオカ人気は健在で、顧客の約7割が注文する。ちなみに、ブーム時は約9割が注文していたそうだ。
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