――最後に、企業が面接設計で見落としがちなポイントがあれば教えてください。
企業が本当に知りたいのは、「自主性」「成長意欲」「困難への耐性」といった抽象的な要素です。こうした資質は、表面的な受け答えでは見えにくい。だからこそ「この質問で採用候補者の何をあぶり出すのか?」という設計思想が必要です。
そしてもう一つ大事なのは、評価基準は毎年変えるべきだということ。去年欲しかった人材と、今年必要な人材は違うかもしれない。それにもかかわらず、毎年同じ質問・同じ評価基準で回していたら、採用候補者も面接対策を行ってきますので、採用のミスマッチが起こるのも当然ですよね。
西前好朗。公認心理師、離職防止コンサルタント。メンタルやコミュニケーションを軸に企業の持つ「人の悩み」(採用・心理的安全性・部下育成・離職防止など)を解決している。体験型の研修で楽しみながら理解を深められることが好評。YouTube
「なんとなく内定辞退」をどう防ぐ? 面接官に求められる“もう1つの役割”とは
オンライン会議で“残念”な印象を与えてない? 「服装」「背景」にちょっとこだわるだけで、イメージは劇的に変わるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング