万博の盛り上がりの背景には、そもそも多くの優れたコンテンツがあることも見逃せない。特に海外パビリオンは、手軽に世界旅行気分が楽しめると話題だ。
6月上旬、東欧チェコのパビリオン内にある円形劇場では、息をのむような現代バレエの公演が行われていた。チェコでは有名なバレエ団だが、入場は無料。展示だけでなく、各国が多くのイベントを行い、その国の情景や空気感を味わえるための努力を続ける。
中央アジアのトルクメニスタン館は、常に来場者が長蛇の列をつくる。同国は査証(ビザ)取得が難しいとされ、容易に旅行できない国だ。それでも来場者は同館内を巡るだけでその国の一端を知ることができる。
海外館の多くは地元料理を楽しめる飲食店を併設。東欧や中東など普段はなかなか口にできない食事を楽しむことができる。それらの情報は交流サイト(SNS)で拡散され、盛り上がりのきっかけとなっている。
万博工事業者が3.4億円未払い被害を実名告発 「来年のアジア大会に悪影響」懸念copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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