2026年卒採用、企業の8割が苦戦 早期化・長期化が進む

» 2025年07月15日 05時00分 公開
[ITmedia]

 就活情報サイトを運営する学情(東京都中央区)が企業・団体の人事担当者を対象に実施した調査によると、2026年卒の採用について「難しい」「やや難しい」と回答した企業の割合が8割を超えたことが分かった。

企業は2026年卒採用の難易度をどのように捉えているのか(出所:ゲッティイメージズ)

 「難しい」と答えた企業は51.0%で、「やや難しい」は32.1%だった。

 採用が難しいと回答した理由として、「売り手市場のため辞退率が高い」「母集団の質・量ともに低下している一方、採用手法も多様化している」「早期化の加速と長期化の進行、二極化が進んだ結果、さらに(採用のめどが)読みづらくなった」などの声が挙がった。

2026年卒採用の難易度について、どのように感じているか(出所:プレスリリース、以下同)

 採用難を背景に、既卒や第二新卒など20代を対象にした「20代通年採用」を「既に実施している」と答えた企業は51.9%と過半数に達した。「検討している」と回答した企業は25.2%に上った。

2026年卒採用の難易度が高いことを受け、通年採用を検討しているか

 本調査は6月18〜30日、企業・団体の人事担当者を対象にインターネットで実施し、735社から回答を得た。

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