サイゼリヤでは6月25日から一部店舗で「朝サイゼ」をスタート。店舗によってメニューは異なるが「大島ピーコックストア前店」(東京都江東区)では、午前7〜10時にワンコインを切る、安価なモーニングを提供している。
「焼きシナモンフォッカチオ」とドリンクバーのセットは300円で「パンチェッタとチーズのパニーニ」セットは400円。グランドメニューにもある「小エビのサラダ」などサイドメニューも注文が可能だ。
面白いのは、フォッカチオ単品をモーニングのみ半分に切って提供していることだ。フォッカチオに、ほうれん草のソテー、小エビのサラダ、ミルクジェラートなどを挟み、オリジナルのパニーニを作って食べる提案を行っている。
同店は、都営新宿線の大島駅に近く、団地の1階にある。平日の朝はパラパラと10組くらいが入っていて、主に団地に住むシニアや出勤前の人が来ているという感じだった。もう少し立地の良い店なら、もっと顧客は入るのではないだろうか。
「ドンキホーテ後楽園店」(東京都文京区)では、フォッカチオ、チキンサラダ(ハーフ)、ソーセージ4本、目玉焼き、コーンクリームスープ、ティラミス(ハーフ)、ドリンクバーがセットになった「フォッカチオモーニングセット」(1000円)を提供している。ハンバーグやタラコスパゲッティのセットもある。しかし、サイゼリヤではランチが500〜600円、200円を足せばドリンクバーが付けられるので、それほどお得な印象はない。
両店に共通するのは、注文はモバイルオーダー、配膳はロボット、会計もセルフレジと、従業員がホールで行う業務を削減していること。案内と後片付けと、省力化が進んでいる。少人数でお店が回せるので、モーニング営業をして少しでも利益を積み増せないかと考えているようだ。
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びっくりドンキー、「990円」朝食の反響は? ホテルのようなメニューを開発した背景Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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