人口3万人の町が全国トップの「社会増加」 大阪・島本町で何が起きているのか(2/2 ページ)

» 2025年08月11日 09時03分 公開
[産経新聞]
産経新聞
前のページへ 1|2       

 島本駅周辺を歩くと、何といっても総戸数362戸の巨大マンションの威容が目立つ。1工区の入居は昨年始まり、新築の分譲価格は4千万円台〜6千万円台。2工区の入居は今年秋に始まる予定という。

photo JR島本駅(左)と巨大マンション(右奥)=大阪府島本町(山口暢彦撮影)

 近くの飲食店関係者は「夕方になると、子供連れでにぎやか。子供の声がたくさん聞こえると、『生きている町』という気がする」と語った。

 今後の島本町が問われる課題は、急増する人口に対し、保育園や学校、ごみ処理といった行政サービスを十分に提供していけるかだろう。

 転入者増で税収は増えるが、インフラ整備や行政サービスの拡充には費用がかかる。将来的な財政負担増にどう対処するかも考慮を迫られそうだ。(山口暢彦)

前のページへ 1|2       

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR