「出社回帰」ブームの一方で……エンジニアの「4割」が転職を検討（1/2 ページ）

[サトウナナミ，ITmedia]

　エンジニアの約4割が、勤務先が出社回帰の方針を打ち出した場合は「転職を検討する」と回答──。そのような結果がレバテックによる調査で明らかになった。出社回帰の波が高まる中、企業はどのような働き方を提示できるだろうか。

リモートワークに関する実態調査（写真AC）

「出社回帰」でエンジニアの「4割」が転職を検討

　現在の働き方について最も多い回答は、リモートワークと出社を組み合わせて働く「ハイブリッド型勤務」となり、44.6％に上った。そのうち、45.2％と約半数が「週2〜3日」出社しているとした。また、コロナ禍と比較して「所属企業の要請によって出社頻度が増加した」と回答した人は23.2％を占め、出社回帰の動きが見られた。

現在の働き方（レバテック調べ）

ハイブリット勤務者の出社頻度（レバテック調べ）

コロナ禍と比較した時の出社頻度の変化（レバテック調べ）

　リモートワークをしているITエンジニアのうち、約8割が「今後もリモートワークを継続したい」と回答した。また、現在リモートワークを実施していない人においても、約4割が「リモートワークを希望」と回答。リモートワークの根強いニーズが分かった。

今後もリモートワークをしたいか（レバテック調べ）

今後リモートワークで働きたいか（レバテック調べ）

　リモートワークによる業務の生産性については、37.9％が「変わらない」とした。また、「大幅に向上すると思う」（17.9％）、「やや向上すると思う」（33.2％）とした人は合わせて5割に達した。

リモートワークによる業務の生産性（レバテック調べ）