同施設は好調なスタートを切ったが、課題もある。シミュレーターの利用は想定を上回る一方で、ラウンジ本体の利用促進が今後の重要なテーマとなる。シミュレーターの認知度向上を機に、ラウンジ機能の利用拡大につなげていく考えだ。
もう一つの課題が、インバウンド観光客の取り込みだ。なんばという立地を生かし、海外からの旅行者もターゲットに据えているが、現状では日本人利用者が大半を占める。今後はインバウンド向けのコンシェルジュサービスとの連携や、周辺ホテルとの協力関係構築を進めていく。
なんばエリアは観光客やビジネスパーソンでにぎわう街だ。多様なニーズに応えるサービスを展開できれば、新しい旅の拠点として定着する可能性がある。旅行者や航空ファンに、これからどのように受け入れられるかに注目が集まる。
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