関西初「ボーイング737MAX」操縦体験 週末予約ほぼ100%、人気の理由は?(1/4 ページ)

» 2025年08月19日 07時00分 公開

 南海電鉄なんば駅近くに、飛行機操縦を体験できる「28LEFT TRAVELER'S LOUNGE(トゥーエイトレフト トラベラーズラウンジ。以下、28LEFT)」が6月25日にオープンした。本格的にパイロット気分を味わえるとして、週末を中心に予約が埋まるなど話題を呼んでいる。どのような施設なのか、取材した。

photo 大阪・なんばに飛行機操縦を体験できる施設がオープン(画像は公式サイトより引用)

 28LEFTが入るのは、ANAファシリティーズ(東京都中央区)が運営する9階建て複合ビル「ANAスカイコネクトなんば」(大阪市)の2階部分。

 1階には、航空をテーマにした内装のタリーズコーヒーがある。3階と4階は空港のラウンジを思わせる雰囲気のシェアオフィス「ANA WORK CABIN」、5階から9階まではオフィスフロアとなっている。

photo 9階建て複合ビル「ANAスカイコネクトなんば」(筆者撮影、以下同)

 28LEFTの運営は、神戸市で飛行機操縦体験施設「テクノバード」を手がけているトゥーエイトレフト(神戸市)が行う。南海電鉄で関西国際空港と直結する「なんば」という立地を生かし、旅行の出発前や帰着後に立ち寄る拠点として利用できるようにしている。代表の伊藤世一氏も「旅の始まりと終わりに立ち寄れる場所として考えている」と話す。

photo ラウンジ内は落ち着いた雰囲気の内装

 営業時間は午前10時〜午後10時まで。料金は1時間1500円からで、3時間利用や1日利用も可能とした。内装にはデニム繊維や再生素材を活用し、47席を用意した。

 無料ドリンクやスナック、有料でアルコールやフードメニューも提供するほか、シャワー(45分1800円)や荷物預かり(1000円〜)など、旅行前後に必要なサービスをそろえている。

photo シャワールームも完備

 ANAのマイレージクラブ会員向けワークスペースサービス「ANA WORK POINT」とも連携し、ビジネス利用向けの環境も提供。ラウンジ内には旅行グッズを扱うショップもあり、アイマスクと機内で使えるボディミストが売れ筋だ。

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