企業におけるAI導入の実態とは。ビジネスマッチングエージェントを運営するフロンティア(東京都渋谷区)は、AI導入に興味がある企業経営者1021人に調査を実施した。AI導入の現状について、43.5%が「未導入」という結果に。AI導入・運用のための予算を計上している企業は48.0%だった。
AI導入時に予算化が難しいと感じる理由として「費用対効果が見えにくい」(44.2%)、「必要なコストが不透明」(39.9%)、「導入効果が出るまでの時間が不明確」(27.3%)が上位を占めた。
AI導入を検討する際に、その正当性を説明・証明する材料が不足している実態がうかがえる他、必要なコストの全体像がつかめていないことも、予算の積み上げや経営判断の妨げとなっているようだ。
AI導入の費用対効果(ROI)の評価について、27.1%が「導入前だが、事前に予測・試算している」とした。その他「導入後、具体的な数字で効果を算出」(25.1%)、「定性的な成果・実感ベースで判断」(20.3%)という結果に。
AI導入の費用対効果(ROI)を評価する際に、参考にした事例1位は「同業他社の導入事例」(45.1%)だった。「自社内の過去導入事例」(40.3%)、「異業種の事例」(30.2%)といった声も寄せられた。
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