生成AIの登場によって、ITエンジニアの仕事は奪われてしまうのか。転職・就職・学習プラットフォームを運営するpaiza(東京都港区)がITエンジニア629人に調査を実施したところ、74.1%が「そう思わない」と回答した。
paizaは「生成AIはITエンジニアにとって、仕事を奪う存在ではなく優秀なアシスタントとしての役割を果たしている」と分析した。
生成AIが普及する現代において、コンピュータサイエンスの基礎(OS、ネットワーク、アルゴリズムなど)やソフトウェア工学の原理といった普遍的・本質的な知識の重要性の変化について、92.4%が「重要である」とした(「より重要になった」29.5%と「変わらず重要である」62.9%の計)。
生成AIの登場によって、エンジニアとしてのスキルアップや学習に対する意欲に変化について、64.4%が「向上した」(「非常に向上した」21.0%と「向上した」43.4%の計)とした。
学習意欲が向上した理由1位は「生成AIを活用することで、これまで難しかった新しい技術や分野に挑戦しやすくなったから」(75.8%)で、2位は「生成AIによって新しい技術や可能性に触れ、知的好奇心が刺激されたから」(66.1%)、3位は「生成AIが生成したコードや情報を評価・改善するために、より深い知識やスキルが必要だと感じたから」(62.4%)となった。
調査は7月3〜19日、インターネットで実施した。
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