日清シスコは9月15日、オーツ麦を100%使用し、甘さを控えめに仕上げたグラノーラ「ごろグラ Gran meal(グランミール)」を発売する。
ラインアップは「いちごとカシューナッツ」「マカダミアとアーモンド」の2種類。現在販売している「ごろグラ贅沢果実」と比べて甘さを3分の1以下に抑えた点が特徴だ。
20〜30代の単身女性や、DINKs層(共働きで子どもを持たない選択をした夫婦)の女性といった、手軽に健康的な食事を摂りたい層に向けて販売する。
日清シスコの山田道明社長は、こうした甘さ控えめのシリアルについて、日本市場は欧米と比べて「販売数量が増えるポテンシャルがある」と見込む。日本市場では小麦などを小さな粒状にしたパフが入ったサクサクとした食感で甘めな一方、海外ではオーツ麦を主体とした甘さ控えめなシリアルが主流で、主食の一部として定着しているという。
実際に、従来の「ごろっとグラノーラ」シリーズについては、消費者から「甘い」「お菓子のよう」といった声が寄せられており、同社の調査でもグラノーラを食べなくなった理由の13%が「糖分や甘さが気になる」だったという。これを踏まえ、ごろグラ Gran mealでは、オーツ麦主体の生地にナッツペーストを練り込んで甘さ控えめに仕上げた。
牛乳や豆乳、ヨーグルトなどに合わせて食べる方法以外にも、ごろグラ Gran mealを活用したアサイーボウルやチーズケーキ、チョコレートバーなど甘さ控えめだからこそのアレンジのしやすさを訴求する。
2024年度におけるシリアルの市場規模は前年比109.1%の約564億円と、過去最高を記録した(インテージ調べ)。「ごろグラ」ブランドの2024年度の売り上げも前年対比117%と好調で、今回の新商品でさらに成長を図る考えだ。
【2025年9月4日午後4時15分 写真のクレジットに誤りがありましたので訂正いたしました】
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