売り場での演出も話題性の向上につながった。貞子の有名な登場シーンをイメージした販促映像を自作し、各店舗のモニターで放映。映像は砂嵐がしばらく続いたあと、突然貞子のカットが挿入される構成で、映画に登場する「呪いのビデオテープ」を忠実に再現した。
部材はメーカーから提供を受けて、社内の映像販促チームが制作を担当。商品の世界観を店頭で体感できる仕組みを整えた。また、独自に貞子人形を制作する店舗もあるなど、現場スタッフの自主的な取り組みが、商品の話題性をさらに高めたようだ。
今後の展開について、条件が整えばシリーズとして継続する方針だ。「買い物に来たら貞子がいたという驚きが、次は何があるのかという期待につながる。驚きやワクワクを提供するのがドンキの商品」と伊藤さんは語る。
実用性を確保しつつ、エンターテインメント性を前面に押し出した商品設計で、今後も独自商品の開発を継続していく考えだ。
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