就活サイトを運営するSynergy Career(大阪市)は、2026年卒と2027年卒の就活生を対象に、採用大学に関する調査を実施した。その結果、就活生の3割以上が、企業の採用実績に自分の大学が含まれていない場合、エントリーを控えることが分かった。
採用大学ランキングを「いつも参考にしている」(10.0%)、「ほとんど参考にしている」(16.5%)、「半分くらい参考にする」(14.5%)、「時々参考にする」(15.0%)と回答した割合を合わせると、56.0%の就活生が採用実績を参考にしていることが見て取れた。
第一志望の企業の採用実績に自分の大学が含まれていなくても「絶対にエントリーする」(11.0%)、「多分エントリーする」(30.0%)と答えた就活生は合わせて41.0%だった。一方で、「絶対にエントリーしない」(17.5%)、「多分エントリーしない」(14.5%)と答えた学生も32.0%に上った。
採用大学ランキングの印象として最も多かったのは「学歴フィルターの証拠」(65人)だった。「応募できるかどうかの目安」(53人)、「自分の大学の評価を確認できるもの」(48人)が続いた。
学歴フィルターの存在について「非常に感じる」(20.0%)、「やや感じる」(39.0%)と答えた就活生は合計59.0%だった。「全く感じない」(12.0%)、「あまり感じない」(8.0%)と答えた学生は20.0%にとどまった。
大学名より重視されると感じる要素で最も多かったのは「コミュニケーション能力」(88人)だった。「リーダーシップ」(43人)、「論理的思考力」「資格」(いずれも42人)が続いた。
本調査は9月9〜10日、2026年卒および2027年卒で就活中または就活を終えた学生200人を対象に、インターネットで実施した。
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新卒就活、成長意欲は低下 「やりたい仕事」より「柔軟な働き方」重視にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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