東京・南青山に新ランドマーク登場 ロンドン発「会員制クラブ」が日本初進出

» 2025年10月03日 09時51分 公開

 三井不動産(東京都中央区)は、東京都港区南青山で開発中の「表参道 Grid Tower」が2026年2月より順次オープンすると発表した。賃貸住宅やオフィスのほか、ロンドン発の会員制クラブ「Soho House」が日本初進出するなど、多彩な機能を備えたミクストユース型の施設として展開する。

photo 「表参道 Grid Tower」が2026年2月より順次オープン(出所:プレスリリース、以下同)

 同物件は、東京メトロの「表参道」駅から徒歩4分の青山通り沿いに位置する。約160メートルの高さで、青山・表参道エリアでは最高層の物件となる。

 地上38階、地下3階の施設内には、16〜38階に賃貸住宅、11〜14階にロンドン発の会員制クラブ「Soho House」、2〜10階に約1200平米のオフィスを配置。1階にはカフェの「LA&LE(ラ・エ・ル)」など4つの飲食・物販店舗をオープンする。

photo 多彩な機能を備えたミクストユース型の施設として展開
photo 青山通り沿いに位置

 Soho Houseは、クリエイティブ業界で働く人々の交流の場を提供することを目的に設立されたロンドン発の会員制クラブ。世界46カ所、約27万人の会員が在籍しており、今回が日本での初拠点となる。

 「Soho House Tokyo」では、4タイプ計42の客室、共用部にレストランバーやプールテラスなどを備え、会員のための特別な空間を提供する。

photo 「Soho House」の内装イメージ

 「表参道 Grid Tower」の名称は、特徴である格子状の白い外装に着想を得るとともに、「Grid」という言葉で「ネットワーク」を表し、表参道・青山エリアで個々のアイデアや才能が交わる場所であることを表現している。

photo 約160メートルの高さを誇る

 敷地全体の約50%は、日常的に利用できるパブリックスペースとして計画。敷地内には高さ3メートル以上の樹木を159本植え、自然環境も創出した。南側には歩行者専用の区道を新設し、誰でも利用できる緑地広場を設けることで、路地に溶け込む憩いの場とする計画である。

photo 憩いの場を目指す

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