最後の“空白県”徳島にもICOCA導入へ 全国交通ICカード網、ついに完成目前?(2/3 ページ)

» 2025年11月13日 12時30分 公開
[産経新聞]
産経新聞

熊本では相互利用離脱も

 交通系ICカードは当初、四国を除くJR各社や私鉄などが相次いでそれぞれのカードを発行。平成25年3月にイコカやJR東日本の「Suica(スイカ)」、首都圏の私鉄などによる「PASMO(パスモ)」、近畿圏の私鉄などの「PiTaPa(ピタパ)」など全国の主要10種類が相互利用できるようになり、利便性が一気に高まった。

 こうした状況を受け、政府は10年前の27年2月に閣議決定した「交通政策基本計画」で、交通系ICカードの利用拡大を推進。当時12あった相互利用に対応していない県を、東京五輪・パラリンピック開催も踏まえ令和2(2020)年度までにゼロにする目標を掲げた。

 だが、一定の設備投資が必要なこともあり、鉄道運賃収入が伸び悩む中で普及は思うように進まなかった。

 逆に熊本県内では昨年11月、熊本電気鉄道や九州産交バスなど5社が、全国相互利用できる運賃決済システムから離脱した。5社は平成28年にシステムを導入したが、保守契約が切れる決済端末の更新費が5社で約12億円に上ることが離脱の理由だという。

 高知県でも地域独自の交通系ICカード「ですか」はあるが、全国相互利用には対応していない。

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