「物言う株主(アクティビスト)」で知られる村上世彰(よしあき)氏の長女、野村絢(あや)氏らが、化粧品メーカー、マンダムの株式を20%超まで買い進めている。経営改革を目的に19日まで実施される同社株のTOB(株式公開買い付け)に「待った」をかけた格好で、TOB成立は不透明になった。多くの企業が株主価値を重視する流れの中で発言権を増す株主と、企業の向き合い方が問われている。
マンダムは1927年創業の老舗化粧品メーカーで、男性用化粧品「ギャツビー」などの商品を展開。近年は既存ブランドの伸び悩みや海外での競争激化など課題を抱え、構造改革を急いでいる。同社によると、上場を維持したまま大規模改革に踏み切れば、短期的な業績悪化で「株価下落や減配を招き株主に影響を与える」懸念がある。
同社は上場廃止により中長期の投資判断を容易にすることを狙い、今年9月、英投資ファンド系のカロンホールディングス(HD)と協力し、経営陣による自社買収(MBO)の計画を発表。カロンHDが1株1960円でTOBを開始した。
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「JALとANA」どこで違いが生まれたのか? コロナ禍を乗り越えた空の現在地copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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