JR四国、新ホテル第1号が「四国ではなく岡山」の理由(3/3 ページ)

» 2025年11月20日 16時20分 公開
[産経新聞]
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「四国だけでは厳しい」

 ただ、これまでのホテル出店は、JR西日本グループのホテルを引き継ぐ形となった「クレメントイン姫路」(兵庫県姫路市)を除き、いずれも高松市や高知市など四国内の主要都市だった。今回、本州へ出店する背景について、担当者は「四国という地元だけのビジネスでは、今後ますます厳しくなってくる」と説明する。

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 国立社会保障・人口問題研究所が5年12月に発表した将来推計人口によると、四国4県の総人口は17年には2年段階の85.1%に減少。全国平均の92.5%だけでなく、北海道の87.3%、九州8県の91.2%も下回る。

 こうした状況を踏まえ、かねて沿線外への進出を模索する中で、「岡山はベストの土地」だという。

 瀬戸内海に隔てられているとはいえ、テレビの民放も岡山・香川両県を放送エリアとするなど、経済圏としても生活圏としても近い。岡山駅と高松駅は瀬戸大橋を経由して快速で1時間ほどで、岡山を玄関口に本州から四国へ人を呼び込む効果も期待できる。

 担当者は「まずは岡山の新ホテルを地元と協力して成功させること。そこで新ブランドを認知してもらい、大阪から福岡までの瀬戸内沿岸地域へ展開していく足掛かりとしたい」と青写真を描く。(福富正大)

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