AIと人間、どちらに評価されたいですか?──と聞かれたらどう答えるだろうか。
歴史上、人間以外の存在が人を能動的に評価できるようになったのは、AI時代が初めてだ。これまでのテクノロジーはあくまでデータの「整理役」だったが、AIはそのデータを解釈し、能動的に「評価案」まで提示し得る新たな存在として、私たちの前に現れている。
この変化は、マネジャーの役割をどう変えるのか。そして、私たちはそれにどう向き合えばいいのか。
結論を先に言えば、AI時代の評価に必要なのは「裏付け」と「意味付け」だ。AIが裏付けとなるデータを提供し、マネジャーがそれに意味付けをした上で伝える。AIの力で、人事評価はより良いものに進化できる。
「人事評価へのAI活用なんて、まだ先の話だ」 と思う方も多いかもしれない。しかし、足元の状況を見ると、そう遠くなさそうだ。Web会議ツールの「AI議事録」機能や、対面会議を文字起こしする「AIボイスレコーダー」などは急速に普及しており、これまで可視化や記録ができなかった行動データが、かつてないスピードでデジタル化され、蓄積され始めている。
評価システムそのものが導入されていなくとも、材料さえそろっていれば、それをAIに読み込ませて評価に活用することは、技術的には「今すぐにでもできる」状態にある。
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