神戸ポートタワーV字回復の舞台裏に迫る 通販大手・フェリシモが仕掛けた「脱・展望台」戦略(2/4 ページ)

» 2026年01月21日 17時59分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 関西でも同様の動きがある。通天閣は平成27年に免震化工事を実施した。令和4年に地上22メートルから地下1階(マイナス4.5メートル)まで滑り降りる全長60メートルのタワースライダーを設置、6年には約40メートルの高さから飛び降りるダイブ・アンド・ウォークを開始するなど、新たな観光客の受け入れに向けた改修を続ける。

 神戸ポートタワーも、開業から60年を前にした令和3年に大規模な改修工事に着手した。

 神戸ポートタワーは高さ108メートル、市街地を一望する展望所であると同時に、神戸港のランドマークとなっている。当時の原口忠次郎市長がオランダのロッテルダム港にある「ユーロマスト」を視察、世界一美しいタワーを神戸にと切望したことが契機となり、「神戸港開港90周年事業」として具体化した。

 建設にあたってはタワー建築では世界初となる「パイプ構造(鋼管構造)」を採用、日本の伝統楽器である「鼓」をイメージした双曲面を描く外観がデザインされた。構造が生み出した美観が評価され、「鉄塔の美女」とたたえられた。

 このタワーが「Brilliance―赫き―(かがやき)」をテーマに再オープンしたのは6年4月26日のことだ。外観照明をLED化することで季節やイベントごとに鮮やかな色彩で演出することが可能になった。

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