この成功を受け、ほかの展望塔でも、さらなる投資や運営面での工夫が検討されることになるのだろう。通天閣は南海電鉄グループの傘下に入った。京都タワーは令和6年3月にモーター大手、ニデックがネーミングライツを取得、「ニデック京都タワー」に改称した。施設を保有する京阪ホールディングスはタワーの構造は変更せず、商業ビルを大規模改修する方針を示している。
タワーの転用は文化財の観光利用という点からも注目に値する。通天閣や神戸ポートタワーは国の登録文化財になっている。名古屋テレビ塔は令和4年12月にタワー建築として初の国指定の重要文化財に指定された。
「昭和レトロ」を感じさせる展望塔に、いかに最新の観光魅力の要素を加えて、施設を更新するのか。それは昭和という時代の「観光文化」を再評価する試みでもある。
はしづめ・しんや 京都大大学院、大阪大大学院修了。工学博士。大阪市立大教授、大阪府立大特別教授などを経て令和4年から大阪公立大特別教授。。大阪・関西万博の誘致案策定にあたって中心的役割を担った。大阪府出身。65歳。
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