無印良品を展開する良品計画が、食品カテゴリーの強化を進めている。現在の主力であるレトルトカレーやバウムクーヘンに続く存在として、冷凍食品をはじめ、コーヒー、パスタ、チョコレートなどの商品群を拡充する方針だ。
良品計画によると、食品は来店時に最初に手に取られやすいカテゴリーだという。担当者は「『無印と言えばカレー』と言っていただけることは多い。この想起を他の商品群にも広げていきたい」と話した。季節感や商品の入れ替わりを伝えやすく「売り場が変わった」と感じてもらいやすい点も食品の強みだとしている。
注力する商品群の選定について同社は「現在の売り上げやお客さまからの想起率を判断軸に、作り手・売り手として自信を持って届けられると判断した商品」だと説明した。
中でも特に力を入れているのが冷凍食品だ。「健やかな食」をキーワードに掲げ、栄養バランスを意識した商品開発を進めている。
担当者は冷凍食品について「現在の主力カテゴリーであるレトルト食品や菓子では表現できなかった形で、毎日の食事にアプローチできる」と説明。現在約90アイテムを展開しており、新規出店店舗では、ほぼ全てで冷凍食品売り場を導入している。売り上げは前年比約120%で推移している。
その中でも特に支持を集めているのが、冷凍おにぎりや冷凍プレートご飯「1/3日分の野菜がワンプレートでとれる雑穀ごはん」シリーズといったご飯系商品だという。まとめ買いやストック需要が高く、リピート率も高い。
「もち麦ごはんの枝豆塩昆布としらすおにぎり」「梅ひじきのおこわおにぎり」(いずれも5個入り、590円)といった冷凍おにぎりは、1個当たり約80グラムと、お茶碗約半膳サイズ。朝食やリモートワーク中の昼食、夜食など、さまざまなシーンで利用されているそうだ。
コメ価格が上昇する中でも手に取りやすい価格を維持するため、もち麦を使って食物繊維を摂取できる商品や、大豆加工品を混ぜ込んでタンパク質を補える商品など、栄養価とコストの両立を意識したラインアップを展開する。
担当者は「焼きおにぎりが主流の冷凍おにぎり市場に対し、無印良品は混ぜ込みおにぎりやおこわといった商品で差別化を図る」と話した。
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