「ヨネックス」五輪で高まるブランド力の裏側 ラケットの会社が雪山で存在感 (2/3 ページ)

» 2026年02月19日 15時32分 公開
[産経新聞]
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カーボン加工技術で市場参入

 1946年に新潟県長岡市で創業したヨネックスがスノーボード事業に参入したのは95年。バドミントンやテニスのラケットなどの製造・開発で培った「カーボン加工技術」をボードに応用できると考えたことが参入の理由だった。

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 カーボンはアルミなどに比べて軽量で、剛性や反発力が高い特徴がある。一方で、高硬度の繊維と軟質な樹脂の複合素材のため、加工が難しいとされている。同社はそんな新しい素材加工による差別化で成長と生き残りをかけ、74年にカーボンを用いたテニスラケットを発売した。そこで磨いた加工技術を生かし、バドミントンのラケットやゴルフのクラブなどにもカーボンを使った新商品を展開し続けた。

 スノーボード事業参入時も、それまで木製のボードが主流だった時代にカーボン加工にこだわり、業界初のカーボンを採用したボードを発表。木製にはない「圧倒的な軽さ」と「高い反発力」を実現し、さまざまな雪質にも対応できる高性能ボードとして多くの選手から高い評価を得た。同社は「今では世界最高難度のパフォーマンスに挑む選手が求めるボードを提供できている」と胸を張る。

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