いったい、どんな駅を目指しているのだろう。阪急電鉄から出された資料には《大阪梅田駅のありたい姿》とある。
それは―(1)年齢や国籍・文化の違い、心身の特性など多様なバックグラウンドを持つすべてのお客さまにとって居心地の良い駅(2)周辺のまちとの回遊性を高めた利便性の高い駅(3)阪急らしさを受け継ぎながらも新しい感動を体験いただける魅力ある駅に進化すること―だという。
そこで《こんな大阪梅田駅になってほしい》という声を梅田駅で集めてみたのでご披露しよう。
「昔から阪急は落ち着いた重厚さが売りだったんです。《阪急の顔》と言われたアーチ形のコンコースもいつのまにかなくなってしまった。壁画の素晴らしさとシャンデリアの豪華さ。阪急電車を利用する者にとって誇りでした。新しいものもいいですが、残すべき古さもいいもの。もう一度、あの姿を見たいですね」(70代男性)
「今の梅田駅は通勤ラッシュの人の流れだけを考えて造られた駅のように思います。もっと人に優しい、立ち止まって人を待てる駅にしてほしいです」(30代女性)
「三番街には川が流れている。だったらその上にある駅には《樹》がなくちゃ。神戸線、宝塚線、京都線を象徴するような大きな3本の樹が改札口を出たところにあり、その周りに円になってベンチが置かれている。壁のあちこちに蔦(つた)の葉が生い茂っていて緑いっぱいの公園のような駅。時を告げる鳥のモニュメントがあってもいいですね」(20代女性)
これらはほんの数例。子供たちの意見をきいてみるのもいいかもしれない。「ありたい駅」と「なってほしい駅」が合わされば、素晴らしい「大阪梅田駅」ができあがるに違いない。(田所龍一)
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
Special
PR注目記事ランキング