人材関連の総合支援サービスを提供するProfessional Studio(東京都中央区)は、日系大手企業の正社員を対象に調査を実施した。その結果、年収1000万円以上の人のうち7割超が、将来のキャリアに不安を感じていることが分かった。
これからの仕事や働き方について「非常に不安を感じている」「やや不安を感じている」と回答した割合を年収別にみると、最も高かったのは「年収400万〜600万円」の層で77.1%だった。以降「同600万〜800万円」(73.3%)、「同1000万円以上」(71.1%)が続いた。
一方「同400万円未満」は65.9%にとどまり、年収が高いほど将来の不安が小さくなるわけではないことが分かった。特に「非常に不安を感じている」と答えた割合は「同1000万円以上」が33.8%で最も高かった。
年収1000万円以上の人に、将来のキャリアに不安を感じる理由を聞いた。最も多かったのは「役職定年で給与が下がり、生活水準を維持できない懸念」(38.4%)だった。「他社で通用するスキルがないと感じており、現職に残るしかない」(35.2%)、「退職金・年金だけでは将来の生活設計が立たない」(28.6%)が続いた。
現状を変えるための取り組みとして、ベンチャー企業への転職や独立・起業に「取り組んでいる/準備を始めている」と回答した割合は、20代で46.0%だった。
30代は36.1%、40代は25.7%、50代は8.0%と、年齢が上がるにつれて行動に移す割合は低下した。
ベンチャー転職や独立に取り組む人のハードルとして最も多かったのは「失敗した時のリスクが取れない」(35.4%)だった。以降「自身の年齢では採用されにくいと感じる」(33.7%)、「大企業の看板・ブランドを失うのが惜しい」(33.0%)、「大企業での経験が他社で通用するか不安」(31.2%)が続いた。
一方、過去に関心を持ったものの、ベンチャー企業への転職や独立を諦めた理由としては「自身の年齢では採用されにくいと感じる」(49.8%)が最も多かった。この他「失敗した時のリスクが取れない」(36.1%)、「大企業での経験が他社で通用するか不安」(34.4%)が上位だった。
本調査は2025年12月15〜22日、20〜59歳の日系大手企業の正社員438人を対象に、インターネットで実施した。
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