2025年は、「昭和100年」を切り口にしたテレビ番組で相次いで取り上げられ、オリジナルデザインやコラボの相談も増えた。特注版を制作し、ピンク(2025年)、金・銀(2026年)といったカラーバリエーションも展開したことで、若い層からの問い合わせも目立つようになった。
ただし、課題もある。部品の仕入れ価格や人件費、燃料費の高騰が重なり、本体価格の値上げやリース事業の見直しも避けられなくなりつつある。製造体制も少人数のままで、余裕はない。設置店では、スマホを操作する客がほとんどという現実もある。
それでも、大野氏がリース先を訪れると、「これ懐かしいね」という会話や、実際に使っている客の姿を見かけることがあるという。「今のこの形がご支持いただいていると思うので、フォルムはこのまま変えずに続けていきたい」(大野氏)
変えられない制約を抱えながら、変えないという選択を重ねてきた。1983年の発売以来、ルーレット式おみくじ器はそうして回り続けている。
「47都道府県ピンバッジ」が人気 なぜ「群馬県」が断トツに売れたのか
なぜ「でっかいCDラジカセ」が売れているのか たまに止まる理由
なぜ、1000円超の分度器が人気なのか 測定メーカーがこだわった「4つのポイント」
「年収700万円」の人が住んでいるところ データを分析して分かってきたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング