創業者が2015年に死去すると、経営陣と創業家が対立する“お家騒動”が発生した。だが、それ以上に業績悪化が大戸屋の懸念材料となっていた。
段階的に値上げをしたため客離れが起き、2019年3月期以降は減収に転じた。定食業態の中では低価格な上、店内調理を実施していたため営業利益率が低く、減収により2020年3月期は赤字に転落もした。その後、都市部偏重の立地が影響してコロナ禍では大幅な減収となり、250億円規模だった売り上げは、161億円に縮小した(2021年3月期)。業績悪化でフランチャイズ店の離脱も続き、店舗網も縮小を余儀なくされた。
2020年9月末で約15億円の債務超過に陥った際、手を差し伸べたのがコロワイドだ。お家騒動に乗じる形で創業家から株式を取得し、大戸屋を子会社化した。これにより大戸屋は債務超過を解消し、再起を図ることとなった。
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