セブン‐イレブン・ジャパンは4月1日から、店内調理の商品をスマートフォンで注文・決済し、調理完了後に店舗で受け取れる「7NOW モバイルオーダー」を開始する。
対象商品は、コロッケや唐揚げなどの揚げ物のほか、メロンパンやクロワッサンなどを焼成マシンで焼き上げる「セブンカフェ ベーカリー」などだ。サービス料は無料で、店頭価格と同じ金額で利用できる。
同社はこれまで、店内の約3000アイテムを対象に、注文後最短20分で届けるデリバリーサービス「7NOW」を展開してきた。4月からは同アプリにモバイルオーダー機能を追加し、まずは全国の約7割の店舗で導入、今秋までに全店へ拡大する計画だ。
7NOW専用商品として、3月28日から「【盛盛】ミックスポテト(塩&コンソメ風味)」(810円)を発売する。2種類の形状のポテトを、塩味とコンソメ味で提供する。
これまでのデリバリーサービスの販売実績では、客単価は店頭の770円に対し3.5倍の2658円、買い上げ点数も店頭の2.7倍となる8.42点と高い水準となっていた。利便性を重視した利用のほか、体調不良時の買い物や遠方に住む家族への配送といった利用シーンが見られるという。売り上げ上位商品の多くは揚げ物だ。
揚げ物の需要が高い背景として、家での調理機会の変化がある。東京ガス都市生活研究所の調査によると「揚げ物料理が好き」と回答した人は66.3%に上るが、調理頻度は「2〜3カ月に1回以下」が36.3%と最も多かった。
セブンの調査では「コロッケなどの総菜を家族分購入しようとすると、まとまった数が必要。セブン店頭にある在庫では足りないので、スーパーで買っている」「揚げ物は温かい状態で購入したい」といったニーズがあったという。
一方、加盟店からは売れ残りによる廃棄リスクや、需要が読みにくい早朝・深夜などの時間帯の仕込みの難しさが課題として挙がっていた。
こうした状況を踏まえ、注文を受けてから調理するモバイルオーダーを導入することで、廃棄ロスと販売機会ロスの双方の削減を狙う。店舗の負担については、カウンターレイアウトの改善やロボットの活用などを進め、オペレーション効率化を図る。
今後は、店内で仕上げる高価格帯の弁当や和菓子などの展開も検討する。モバイルオーダーの導入を通じて、揚げ物とセブンカフェ ベーカリーの売り上げを2割伸ばす考えだ。
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