前面のまっ平らな見た目が食パンを切った断面に似ていることから「食パン電車」として親しまれた旧国鉄の近郊型電車「115系・G編成」が先月のダイヤ改正で、最後まで残っていたJR西日本の伯備線などでの営業運転を終了した。
115系は昭和51年に岡山地区に配置された。「食パン電車」は平成13年、編成を3両から2両に短くする際、不足する先頭車を確保するため中間車に運転台を取り付ける改造によって誕生。貫通扉がある元々の先頭車とは異なる、非貫通の平らな顔から「平成の魔改造車」とも呼ばれた。8編成16両すべてが新型の227系に置き換えられた。
「食パン電車」には元祖が存在する。国鉄末期の1980年代中盤に登場した715系、419系だ。夜は寝台特急、昼は寝台を座席に変えて走った581.583系特急型電車を近郊型へ「魔改造」して登場した形式。新たに運転台が取り付けられ、先頭車化された車両の平らな前面は屋根の高さも相まって、まさに「食パン顔」だった。
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