改造費用は抑えられたという。長い編成で走っていたため、中間車を先頭車化して編成の片側を「食パン電車」とし、ドアを増設、ドア付近の座席をボックスシートからロングシートに変えた。洗面台は撤去せずに、ふたで塞ぐだけという「荒業」に出た。長く使うつもりはなかったのではと思わせる改造だったが、昭和59年に九州、60年に東北地区に投入された715系は平成10年まで使われ、昭和60年に運用に入った北陸地区の419系は平成23年まで生き残った。
ドアを増やしたものの幅が狭く、乗降に時間がかかることがあったほか、窓が小さく、車内は若干暗かった。一方、ボックスシートはゆったりとしていて、特急列車の座り心地を味わえた。(鮫島敬三)
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