同社は現在、ファンのコミュニティーサイト「Kanro POCKeT × 」(カンロポケットクロス)を通じて、さらに深いファン形成に挑んでいる。ファンを単なる購入者ではなく、自社のパーパスに共感し情報を広めてくれる「強力な助っ人」と位置付ける。ファンからの投稿全てに社員が返信するなど、ファンと社員との対話を重視したサイト作りを意識する。
効果は、データにも表れ始めている。分析の結果、コアなファンほど店頭での購入頻度も高いことが分かってきた。オンラインでの活動が、オフラインの売り上げを押し上げる相関関係が見えつつあるという。
「最初から完璧な戦略があったわけではなく、手探りでやりながら見つけた『良いもの』を残してきた結果が今につながっている」と武井氏。最適解は初めから用意されたものではなく、試行錯誤を経ながら、ようやく見えてくる。同社の姿勢は、ファン作りに取り組む多くの企業にとって示唆に富む事例といえそうだ。
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