インスタグラムやティックトックといったSNSとは異なり、ビーリアルは以前に撮影した動画や画像は投稿できず、加工機能もない。シンクタンク「Fiom合同会社」(東京都)が、Z世代を対象にビーリアルを好む理由(複数回答可)を調査したところ、「リアルタイム性を共有する仲間との一体感」(42%)に続き、「加工をしてキラキラした投稿を作るのに疲れた」いう回答が25%に上った。
一方、SNSでの拡散や炎上に対する若者の意識の高さを示すデータもある。デジタル化で生じるリスクへの対策サービスを企業に提供する「エルテス」(東京都)の調査では、自分や知人だけが閲覧できる非公開のSNSアカウントの利用率は20代が約91%で最多だった。
ビーリアルは投稿者が認証したユーザーのみが閲覧でき、投稿内容も一定時間で消える。こうした仕組みが安易な投稿につながっていると高橋さんはみる。
だが、ビーリアルで閲覧した何者かがXに画像を転載することなどで内部情報は拡散する恐れがある。高橋さんは「新入社員は活躍する自分の姿を見てもらいたいと投稿する傾向があるが、閲覧者すべてが好意的とはかぎらない。投稿に嫉妬の感情を持った人が陥れてやろうと拡散することもある」と指摘。「一度拡散されればデジタルタトゥーとして残るので、投稿は慎重にする必要がある」と訴えている。(鈴木源也)
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