夏の長期化で、暑熱対策と省エネの両立が前倒しで模索されている。象徴的なのが、4月に東京都が発表した「東京クールビズ」だ。男女問わずポロシャツやスニーカーを着用しての業務が明文化され、軽装で働く職員の姿が公開された。しかしその直後から、男性のハーフパンツ=短パン解禁のみに脚光が当たり、ウェブ上では“おじさんたたき”につながりかねない記事が頻出、すね毛を見せられる苦痛「スネハラ」なる言葉まで登場した。でも、そこまで見苦しい人って職場にいる? 気を使っている男性の方が多くない? クールビズの進化を阻む見えない空気感とは何か、考えてみたい。
早くも気温30度超えが観測された5月。某スポーツアパレル本社で、別件の取材に対応してくれた男性社員は、キュロットのようなワイドパンツ姿だった。
「オフィスでのハーフパンツが解禁になりました。これは自社のメンズ商品です。裾から風が入ってくるので涼しい」。足首上の丈だが靴下を履き、素肌は見えない。上品かつスポーティーで好印象である。
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