“作業着感ゼロ”の空調ウエア 洋服の青山、スーツの技術で挑戦(2/3 ページ)

» 2026年07月26日 06時00分 公開
[堀内ひろITmedia]

スーツづくりのノウハウを生かす

 デザインは、ビジネスシーンでも「きちんと感」を演出できるシャツアウター型を採用した。

photo ビジネスシーンでも着用しやすい「シャツアウター」型のデザイン

 空調ウエアは、ファンで外気を取り込み、衣服内に空気の層をつくることで涼しさを生み出す仕組みだ。その一方で、ファンを稼働させると服が大きく膨らみ、見た目が気になるという課題があった。

 そこで同社は、快適性とスマートな見た目の両立を追求した。「空調ウエアは空気層を厚くすることで快適さを保つ商品ですが、日常使いを考えると、膨らみすぎないことも重要です。快適さを損なわず、見た目とのバランスを取ることを意識しました」(開発担当者)

 商品化に向けては、空調ウエアメーカーが持つ特許技術の範囲内で、自社の要望を反映していく点も難しかったという。また、同社が長年培ってきたスーツづくりの知見も生かされた。

 「すっきりした見た目を維持したい一方で、空調ウエアは空気で膨らむという特性があります。その相反する課題を解決するため、肩の傾斜を調整し、体になじみやすいシルエットにしました」(同)

 スーツでは、肩回りのフィット感が着心地や見た目を左右する。同社は、そのノウハウを空調ウエアにも応用した。

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