【緊急メンテナンスのお知らせ】――こんな告知を発表する企業が、10月21日午後から続出している。メンテナンス中は、各社のサービスや機能が一部使えなくなる可能性がある。
緊急メンテナンスを実施する企業やサービスは、業種業界を問わない。人材管理システム「カオナビ」、大手ITサービス「さくらのレンタルサーバ」、サイボウズのグループウェア「クラウド版 Garoon」、電子書籍サービス「BOOK☆WALKER」「ブックライブ」、ECサイト作成サービスの「BOOTH」、ソーシャルゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」「Pokemon Champions」、アニメグッズを販売する「アニメイト通販」、兵庫県宝塚市や静岡県沼津市など多数の自治体公式Webサイト――など、枚挙にいとまがない。
「ニコニコ動画」などでメンテナンスの実施を発表したドワンゴは「今回の緊急メンテナンスは、利用しているソフトウェアに重大な脆弱(ぜいじゃく)性が予告されたことを受け、予防的に実施するものです」と説明している。
一体、何が起きているのか。
企業が一斉に緊急メンテナンスの実施を発表したことを受けて、直近で相次いでいる「不正アクセスによる情報漏えいインシデント」を想起する人もいるだろう。しかし、今回発表している企業が、現時点で不正アクセスやサイバー攻撃を受けたわけではない。
公式Webサイトのメンテナンス実施を発表したプロサッカークラブ「FC東京」は、Xへの投稿で「現時点で不正アクセスや改ざんなどの被害は確認されておりません」と説明している。
また、ブックライブを運営するBookLiveは、21日の午後10時半としていたメンテナンス開始時間を午後10時に前倒しした。メンテナンスの理由については「システムのバージョンアップを目的とした計画的なものであり、不正アクセスなどに起因するものではございません。サービスの安全性に影響を及ぼす事象は発生しておらず、お客さま情報への影響もございません」とXに投稿している。
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