アンモニア燃料船の建造を担う今治造船の檜垣幸人氏(社長)は、造船業で台頭する中国や韓国を念頭に置き、プロジェクトの重要性を訴えた。
私が今回、特に意義深いと感じているのは、日本の海事産業をけん引する各社が、海運・造船業界の将来を見据え、競争の垣根を越えて力を合わせたことだ。
現在、世界の造船市場では、中国・韓国勢の存在感がますます高まっており、日本の造船業を取り巻く環境は、厳しさを増している。
建造費用の差も拡大しており、これまで培ってきた高い品質や技術力だけに頼っていては、世界の競争の中で存在感を維持できない。
一方で、日本には造船会社だけでなく、海運、舶用機器をはじめとする幅広い海事産業の集積がある。この総合力は、日本が世界で戦っていく上で大きな強みだ。
だからこそ、各社が持つ技術、経験、知見を持ち寄り、次の時代の船を日本から生み出すことが重要だ。今回のプロジェクトは、まさにその象徴だ。
「切磋琢磨する関係だが……」 日本郵船、今治造船ら7社が「オールジャパン」で挑む“次世代船”、対中韓の勝ち筋は
日本の「造船業」は復活できるのか 国交省が「かつてない規模の予算」で挑むフィジカルAI
総額2.3兆円、千葉市に巨大な「AIデータセンター」建設へ 発電大手JERA参画の“ドリームチーム”、勝機どうつかむ?
富士通、国産CPU「モナカ」販売 スパコン技術を結集した“小さなチップ”に託す「3兆円のAIビジネス」の行方
日立社長が熱弁を振るう「フィジカルAI革命」 英の産業革命、米のネット革命、次は日本から起こせるかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング